「TOEIC」-日本での就活に根強い人気
カナダ留学を終えた後、日本で就職活動をする人は多いことでしょう。
新卒の就活でも、また中途採用の就活でも、グローバル化が重視される日本の企業ではTOEIC(トーイック)高得点者は大変有利。
TOEICは日本国内での知名度が高いので、留学で何を得たかを、目に見える形でアピールできるのもいいところです。
【公式】PROFICIENCY SCALEとは
TOEICでは、TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表(Proficiency Scale)を公開しており、スコア別に以下の通り5段階に分けて定義しています。
レベルA(860点~)
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
- 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。
- Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
レベルB(730点~860点)
どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
- 通常会話は完全に理解でき、応答も早い。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。
- 正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
レベルC(470点~730点)
日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
- 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な意思疎通になると、巧拙の差が見られる。
- 基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
レベルD(220点~470点)
通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
- ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。
- 語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手がNon-Nativeに特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通を図ることができる。
レベルE(~220点)
コミュニケーションができるまでに至っていない。
- 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。
- 断片的な単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。
出典:http://www.iibc-global.org/library/redirect_only/library/toeic_data/toeic/pdf/data/proficiency.pdf
周りに差をつけるためには、ぜひとも900点台のスコアが欲しいところですね!
「TOEFL」-昔から大学入試と言えばこれ。
アメリカの大学を目指す人が必要となるTOEFL(トーフル)。
最近は後述のIELTSを選ぶ人が増えてはいるものの、まだ人気がある試験です。日本人の中ではTOEFLの方が知名度が高いかもしれません。
テスト形式はペーパー版などいくつかありますが、最近のスタンダードは「TOEFL iBT(Internet Based Test)」。
各科目30点×Reading, Listening, Speaking, Writing 4科目の合計120点満点です。
【公式】TOEFL iBTテストの構成
TOEFL iBTテストは、英語をどれだけ「知っている」かではなく、「使える」かに焦点をあて、より実生活に即したコミュニケーション能力を測定するテストです。
Readingセクション(54分~72分)
アカデミックな長文読解問題で構成
3または4パッセージ(各パッセージ約700語、10問)
- スコアレベル
- High(22-30)
- Intermediate(15-21)
- Low(0-14)
Listeningセクション(41分~57分)
講義と会話の2種類の問題で構成
【講義】3または4題(各3~5分、約500~800語、6問)
【会話】2または3題(各約3分、5問)
- スコアレベル
- High(22-30)
- Intermediate(15-21)
- Low(0-14)
Speakingセクション(17分)
講義と会話の2種類の問題で構成
Independent Task: 1問
Integrated Tasks: 3問
- Good(26-30)
- Fair(18-25)
- Limited(10-17)
- Week(0-9)
Writingセクション(50分)
2種類の形式、全2問で構成(タイピングのみの解答)
Integrated Task: 1問、20分
Independent Task: 1問、30分
- Good(24-30)
- Fair(17-23)
- Limited(1-16)
- Score of Zero(0)
出典:https://www.cieej.or.jp/toefl/toefl/format.html
「IELTS」-大学入試のスタンダードになりつつある
IELTS(アイエルツ)には2種類のテストがあります。
1つは、Academicと呼ばれる主に大学等進学を目的にしている人が受けるテスト。
もうひとつは、Generalと呼ばれるカナダへの移民申請をする人などが受けるテストです。
大学・大学院入学ではIELTS以外のテストスコアも利用可能な場合が多いですが、近年ILETSを採用する留学生が非常に増えています。
【公式】バンドスコアの解釈について
IELTS(アイエルツ)は正解数に応じて厳密に点数が出るのではなく、スコアに幅(スケール)をもたせたバンドスコアという方法で評価されます。
具体的には1.0~9.0の中で0.5刻みのバンドが用意されています。
9.0 エキスパートユーザー
- 十分に英語を駆使する能力を有している。
- 適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。
8.0 非常に優秀なユーザー
- 時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に英語を駆使する能力を有している。
- 慣れない 状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入った議論に、うまく対応できる。
7.0 優秀なユーザー
- 時折、不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を 有している。
- 複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。
6.0 有能なユーザー
- 不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。
- 特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる。
5.0 中程度のユーザー
- 部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味をつかむことができる。
- ただし、 多くの間違いを犯すことも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。
4.0 限定的ユーザー
- 慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮できる。
- 理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言語は使用できない。
3.0 非常に限定的なユーザー
- 非常に慣れた状況において、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。
- コミュニケーションが頻繁に途絶える。
2.0 一時的なユーザー
- 確実なコミュニケーションを行うことは不可能。慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を 単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。
- 英語による会話、および文章を理解するのに非常に苦労する。
1.0 非ユーザー
- いくつかの単語を羅列して用いることしかできず、基本的に英語を使用する能力を有していない。
0 非受験者
- 評価可能な情報なし
出典:https://www.eiken.or.jp/ielts/result/pdf/interpretation-of-ielts-bandscores-j.pdf
各大学・プログラムにより、基準はもちろん異なりますが、一般的にはAcademicで6.5以上が求められています。
「CELPIP」-移民申請に使えるもう一つの試験
IELTSのGeneralモジュールが移民申請の際に利用できる旨お伝えしましたが、実はもうひとつあります。それがこちらのCELPIP(セルピップ)です。カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)が運営・実施している英語の試験です。すなわち、カナダ人が、カナダで生活をするための英語力を測る試験なので、試験で使われているのは、もちろんカナダ英語!イギリスのアクセントが苦手な方にはもってこいです。
テストで出題されるトピックもカナダの医療制度についてであったり、カナダの生活に関係のあることが多いので、カナダですでに生活を始めている人にとっては取り組みやすいという特徴があります。
移民申請用のためのテスト(General)と市民権を撮るときのためのテスト(General LS)の2種類あり、テストは0から12(12が最高点)であらわされます。
CELPIPの特徴
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)にて作られた、カナダ英語の英語検定。ブリティッシュ英語のようにアクセントが無く、100%カナダ英語での発音なので、特にカナダで生活している人にとっては聞き取りやすく比較的有利と言えます。
Listeningパート(47-55分)
6セクションでの構成。基本的に最初に1~3分ほどの音声(またはビデオクリップ)を聞き、その後に質問が出てくるので4択から選ぶという形式です。
Readingパート(55-60分)
4セクションで構成されており、こちらもリスニング同様、基本的に4択の中から選ぶ内容となっています。
Writingパート(53分)
2セクションに分かれており、各項目がそれぞれ26分と27分となっています。
Speakingパート(15-20分)
全部で8セクションあり。各項目、それぞれ30秒~60秒で考える時間を与えられ、60秒~90秒の決められた時間内にマイクに向かって話すスタイルです。
出典:https://agent.jpcanada.com/blog/canada-info/ielts%E2%80%90celpip/
CELPIPは1度受けると次に受けるまで30日以上あけなければならないので要注意です。。
「Cambridge検定」-ヨーロッパで人気の検定
Cambridge(ケンブリッジ)検定は、日本ではまだあまり知名度が高くありませんが、世界ではもっとも広く認知されている試験で、特にヨーロッパの生徒さんがよく受けています(そのため、ケンブリッジのコースにはヨーロッパの生徒さんが集まっていることもあります)。
というのも、Cambridge English はすべて、言語能力評価の国際指標であるヨーロッパ共通参照枠Common European Framework of Reference for Languages (CEFR)に準拠しているからです。
【公式】ケンブリッジ英語検定レベル
C2 Proficiency
- ケンブリッジ最高峰の資格。
- 英語を卓越したレベルでマスターしていることを世界に示すことができるレベルです。
C1 Advanced
- 高度な英語力を示す証明となります。
- 大学や就職の準備に最適な資格と言われているのがこのレベルです。
B2 First
- 英語を話す環境で自信を持ってコミュニケーションを取るために必要な英語力を持っていることを示す資格です。
- 日本人留学生の中では最も人気の資格がこのレベルです。
B1 Preliminary
- 英語の基礎をマスターし、日常の実践的な英語力を持っている人を対象とする中級の資格です。
A2 Key
- 簡単な場面で英語を使ってコミュニケーションを取る能力を証明する資格です。
- 英語の学習を始めて間もない人に最適な検定試験です。
出典:https://agent.jpcanada.com/blog/canada-info/ielts%E2%80%90celpip/
語学学校生が最も良く受験するのは、中級レベルのB2 First (FCE)および、上級レベルのC1 Advanced (CAE)。仕事で使う英語力の一つの目安がFCEとも言われています。
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングがあり、選択問題のみならず記述式、穴埋めなどもあるので、しっかり実力をつけなければ合格ができない試験です。
「高校の単位を取る」-大学出願の条件を満たす
「検定」というわけではありませんが、試験対策コースとしてもうひとつ、日本人の生徒さんに人気があるのが、高校の単位を取る目的のコースです。
日本では、学校教育法施行規則により、卒業から5年以上経過している場合、成績証明書の発行をしてもらえないという高校が多くあります。
大学やカレッジの出願に際して「高校3年生の数学の成績がA以上であること」といった具合の条件がある場合、それを証明することができなくなってしまいます。
この場合、カナダで高校の単位を取ることで出願条件を満たすことが可能になるケースがあります。
カナダの大学・カレッジに進学を目指す人は
カナダの大学に進学したい、でもちょっと英語が足りない、
そんな方へはパスウェイ留学(語学学校から編入できるシステム)もあります。
「大学やカレッジが提携している語学学校や学校付属の英語コースを受講し、規定のレベルを修了したら、難しいIELTSなどの英語の試験を免除し、大学・カレッジへ編入・進学ができるプログラム」です。
詳しくはこちら→https://school.jpcanada.com/features/pathway
テスト対策ができる学校
バンクーバー
語学
クラウドナインカレッジ
語学
ヘラルドランゲージカレッジ
語学
イーシー バンクーバー校
語学
ヴイジーシーインターナショナルカレッジ
語学
オックスフォードインターナショナル バンクーバー
語学
アイエルエスシー バンクーバー
語学
ILAC アイラック バンクーバー
トロント
語学
Metropolitan Academy of English (MAE)
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アッパー・マディソン・カレッジ トロント
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